決算期と車の購入 減価償却で得になる?
糟谷祐子
2022年02月22日
2022.2.22
2月も中盤になりましたね。
3月が決算の会社も多いのではないでしょうか!
決算が近づいて、思ったより利益が出そう・・・。
そうなると法人税が増えるかも(;´Д`)
※引用 財務省
少しでも赤字を作って節税したい!
では、節税対策の一つとして決算期直前の車の購入は
有効でしょうか?
まずは資本金1億円以下の一般法人法人税の税額。
普通法人の場合、年800万超の利益で23.20%
年800万円以下で15%の税率がかけられます。
年800万超で、利益が1000万の場合、
法人税は、232万になります。
利益の約1/4が税金で取られてしまうんですね(T_T)
節税、大切ですね。。。!
ここで社用車を購入した場合、新車と中古車では
経費として算出される金額が変わってきます!
それが関係してくるのが減価償却費です。
普通車で6年、軽自動車で4年となっています。
新車で普通自動車300万円を購入した場合、
1年で計上できる減価償却費は、(定率法の場合)
300万×0.333(定率法の償却率)=99万9000円
1年目は99万9000円計上できます。
しかし減価償却費は使用期間で割る為、
使用期間が仮に2か月だった場合は
99万9000円×2÷12=16万6500円
16万6500円しか経費として計上できません
れに対し中古車の場合。
法定耐用年数の4年をすぎた中古車300万円を購入
300万×1.0(定率法の2年の償却率)=300万
法定耐用年数-経過年数+経過年数×0.2=耐用年数
※1年未満の端数は切り捨て、計算の結果が2年以内の場合の耐用年数は2年
中古車の場合300万計上できます!
最後に、節税対策をしない場合は以下の通り。
(利益1000万×23.20%=232万)
節税対策として新車を購入した場合は3万8628円
(利益1000万-16万6500円)×23.20%=228万1720円
節税対策として中古車を購入した場合は69万6000円
(利益1000万-300万)×23.20%=162万4000円
安くする事ができます。
ーーーーー結論ーーーーー
決算期間際の車の購入は
4年落ちの中古車の購入がおすすめ!
(当社調べ)
(※法人の節税状況にもよりますので、詳しくは税理士さんにお尋ねください)