地政学リスクと不動産投資|リピートと紹介が絶えない不動産屋の考え方
柴田章貴
2025年03月17日
ありがたいことに、当社はTOPページにも記載の通り
リピートと紹介が本当に多いです。
いろいろな理由があるのだろうと思っていますが、
今日は当社がお客様にご紹介する物件についてお話します。
私が今までに投資用不動産を中心に、200億弱物件販売をしてきましたが、
今も昔も、ずっと守っていることがあります。
「地政学リスクが高い物件は、一切お客様へご紹介しない」
当社も株式会社で営利を追求するのは当然ですが、
多くの不動産会社を見て、何でもかんでも右から左に
売買・管理する会社の多いこと多いこと。
業務過多で、スタッフの出入りが多く
お客様への対応もおろか、サービス内容すら希釈されてます。
私からすれば、そこまで自社の利益を優先させたいですか?
何をもって会社の幸せなんですか?
といつも思います。
世界の山ちゃんを創業された山本社長が、
生前気さくにおっしゃっていたことが思い出されます。
「必ず新店長には、僕が直々に手羽先のコショウの振り方を伝授する。」
世界の山ちゃんの、生命線である手羽先は、
こうして守られていることをかつて知りました。
この貴重な経験を参考にさせて頂き、
当社の研修は、ずっと同じ教科書をもとにして
必ず私が研修をしています。
さて話が少しそれましたが、
当社が考える不動産投資と地政学リスクとはどういうことでしょうか?
具体的には・・・
東海豪雨での浸水エリア、伊勢湾海近く、線状降水帯の通り道、
海抜の低いエリアなどの
地政学的リスクの高い場所に位置する物件は、
お客様からのご依頼がない限り、
一切お取引していないのです。
こんな不動産屋があってもいいですよね。
我が国は、災害大国です。
投資用、事業用不動産を扱う会社として、
お客様を守るとは地政学リスクも考える。
無論こうなるのです。
当社はずっと、そうしてお客様と対峙させて頂いております。
勿論、私も守るものは多くあります。
家族、スタッフ、お客様、ステークホルダーの皆様・・・
当社は、当初から拡大路線を歩むことを行っておりません。
理念と綿密な経営計画を意識して定期的に全社で共有し、
スタッフには設立当初より口を酸っぱくして伝えてきました。
「当社の経営計画はずっと、2拠点、15名ほどの計画とする」
これは当社の経営の根幹でして、
目の行き届かない業務を行わないことにしています。
その分、雇用環境を整備し続け、活きた目をした志の高いスタッフが
皆様との業務にあたっています。
目の行き届かない業務をしても、売上を上げれば、
立派な企業なのでしょうか。一流でしょうか。
ザ中小企業ですから売上は大したことありませんが、
その内容を示す決算書は、銀行、士業の方などに必ず褒めて頂けています。
中身やプロセスを、何よりも大切にしています。
日本は300万以上の中小企業で成り立っています。
当社はその中のひとつ、小さな会社です。
小さな会社で、一流企業を永遠に目指しています。