漆喰のススメ
片岡舞子
2024年01月27日
こんにちは
不動産部管理課の 片岡 です
壁の建材としてよく知られている漆喰※ですが、以前からずっと漆喰壁にしたいと考えていたので
我が家の壁も漆喰に塗り替えてみました
※建材としての漆喰の定義は、主成分が消石灰であること。これに亀裂防止のための繊維(スサなど)や粘性・保水性を保つための糊を混ぜたもの。
我が家は、昭和築の古い木造住宅なので、デザインの古臭さや経年劣化など、気になる箇所が多くありこれを少しずつ手直ししています。
今回は台所のクロスの黄ばみ・破れと和室の土壁の変色を何とかしたいとDIYで漆喰を塗ってみました!
≪ 台所 ≫
Before↑クロスの汚れ、補修跡、穴などがある壁。
↓↓↓
After↑表面がきれいになり明るい壁に。
≪ 和室 ≫
写真左側は灰汁により変色した土壁。
写真右側は漆喰を塗り明るい壁に。
今回使用した漆喰『うま~くヌレール』。
自主施工用に塗りやすさを考慮した漆喰。
糊などを加えて混ぜる必要がなく下地にそのまま塗ることができます。
ホームセンターで手軽に購入できます。
では漆喰を塗るとどんなメリットがあるのでしょうか??
漆喰のメリット
1.調湿効果
調湿性に優れ、室内の環境を快適に保ちます。
2.劣化しにくい
耐久性が高く、しっかりとメンテナンスを行えばきれいな状態を長時間保つことができます。
3.燃えにくい素材
主成分である消石灰が無機物であるがゆえに燃えないという特性を持ち、防火性にも優れています。
4.抗ウィルス性
主成分である消石灰は強いアルカリ性を示し、多くのウィルスや病原菌に対して有効性があります。
5.メンテナンスしやすい
クロスは経年劣化により汚れてきたり、めくれてきたりすると張替を必要としますが、漆喰はその必要がありません。漆喰は静電気を発生しないためホコリが壁に付きにくく、軽い汚れであれば、消しゴムなどで消すことが可能です。
既存クロスなどの上から適切な下地処理を行えば、漆喰を塗ることができ、主成分である消石灰の特性により抗ウィルス・抗菌・消臭といった室内環境を快適に保つ効果が期待できます。(ただし塗り厚は重要。※2)
※2基本的には施工要領を守って塗ればよいが2mm厚というのが一つの目安。
コロナやインフルエンザの流行は今もなお続いており、空気をきれいにする漆喰壁があるのはうれしいですし、表情のある壁も大きな魅力です。
特に小さなお子様のいる家庭では喜ばれると思います。
漆喰壁である物件は少ないですから、女性やファミリー層へのアピールポイントになるのではないでしょうか。
物件のリノベーションや退去後の原状回復工事の際、漆喰壁にしてみてはいかがでしょう?