梅雨時の食中毒要注意|じめじめ季節
加藤愛
2025年06月28日
こんにちは
梅雨の季節がやってきました
じめじめとした日が多くて気分もどんよりしがちですが、
この時期、特に気をつけたいのが 食中毒
食中毒の原因となる細菌の多くは、高温多湿な環境で活発に増殖します。
まさに梅雨時期は、細菌にとって絶好のコンディション。
油断していると、楽しい食事が一転、つらい思い出になってしまうことも…
実は我が家も、先日子供が初めて食中毒になり、本人は大変な日々を過ごしました
それ以来、この時期の食事には人一倍気をつけるように!
ちょっとした心がけで、食中毒は十分に防ぐことができます。
今回は、梅雨時期に実践したい食中毒予防のポイントと、
快適な住まいが食の安全にどう繋がるかについてご紹介します
食中毒予防の3つの大原則
食中毒予防には、**「つけない」「ふやさない」「やっつける」**という3つの原則があります。
これらを意識するだけで、食中毒のリスクをぐっと減らすことができます。
1. 細菌を「つけない」:清潔が第一!
- 調理前の手洗い:石鹸を使って指の間や爪の先まで念入りに洗いましょう。生肉や魚を触った後も必ず手洗い!
- 調理器具の清潔:まな板や包丁は、肉用・魚用・野菜用と使い分けるのが理想です。難しければ、使うたびに熱湯消毒や漂白剤でしっかり除菌しましょう。
- 食材の洗浄:野菜や果物は流水で丁寧に洗い、土や汚れをしっかり落としましょう。
2. 細菌を「ふやさない」:素早く、適切に保存!
- 迅速な冷却:調理した料理は、常温で放置せず、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。粗熱が取れてから蓋をするのがポイントです。
- 適切な温度管理:冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つのが目安です。詰め込みすぎると冷気の通りが悪くなるので注意しましょう。
- 買い物の工夫:生鮮食品は買い物の最後にカゴに入れ、寄り道をせずにまっすぐ家に帰り、すぐに冷蔵庫へ!
3. 細菌を「やっつける」:しっかり加熱!
- 中心部までしっかり加熱:肉や魚はもちろん、卵料理なども中心部まで75℃で1分間以上加熱することが食中毒予防の基本です。色が変わっただけではなく、透明な肉汁が出るまで加熱しましょう。
- 再加熱時の注意:一度調理したものを温め直す際も、中心部までしっかり加熱することが大切です。
特に気をつけたい食材と状況
- お弁当:梅雨時期のお弁当は特に注意が必要です。保冷剤を活用し、ご飯はしっかり冷ましてから詰めるようにしましょう。作り置きのおかずを入れる際は、しっかり加熱してから冷ますのがポイントです。
- 作り置き料理:冷蔵庫で保存していても、日数が経つと細菌は増殖します。できるだけ早く食べきるか、小分けにして冷凍保存を活用しましょう。
- 生もの:生肉、生魚、生卵などは、細菌が付着している可能性が高いので、取り扱いには十分注意が必要です。
食中毒予防には、日々の食事への気配りが大切ですが、実はお住まいの環境も大きく関係していることをご存知でしょうか?
じめじめとした梅雨時は、室内の湿度も上がりやすく、カビやダニが発生しやすいだけでなく、食中毒菌の増殖を助ける要因にもなりかねません。
換気をこまめに行い、室内の空気を入れ替えることは、食中毒菌の飛散を防ぎ、湿度を適切に保つ上でも非常に重要です。
特にキッチンは、調理中に発生する水蒸気で湿度が高くなりがちなので、換気扇をしっかり回すようにしましょう。
また、水回りの清潔さも欠かせません。
シンク周りや排水溝は細菌が繁殖しやすい場所です。
日頃からこまめに掃除をし、清潔に保つことで、より安心して料理ができ、食中毒のリスクを減らすことができます。
梅雨は何かと体調を崩しやすい時期でもあります。
食中毒を防いで、元気にこの季節を乗り切りましょう