相続した土地を国が引き取る制度がスタートします。
糟谷祐子
2023年04月22日
こんにちは!
ミニチュア と 食品サンプル 大好き
IT推進部の 糟谷 です
みなさん、今月4月27日から開始される
『 相続土地国庫帰属法 』をご存じですか?
相続をした事がある方は、
不動産の相続で頭を悩ませた事がある方もいるのではないでしょうか?
相続とは、亡くなった方の財産を引き継ぐ事ですが、全てプラスとは限りません。
全ての財産を引き継ぐ為、マイナス財産を引き継ぐ場合もあります。
その場合、負の財産が要らないとなれば『相続放棄』をして相続しない事もできます。
しかし、相続放棄は全ての財産の相続も放棄しなければならず、
プラスの財産も手放さなければなりません
そこで、4月27日から開始される『 相続土地国庫帰属法 』です。
簡単にいうと、要らない土地を国に返す事ができるというもの。
下記条件に該当しない事、負担金を支払う事
それで国に返す事ができます。
気になる条件はこちらになります。
加えて負担金ですが、
宅地、農地、森林、その他で金額が違います。
詳しくはこちら→法務省相続土地国庫帰属制度の負担金
※ 仮に300坪(991.735536㎡)の場合
宅 地 → 2,472,388円
農 地 → 1,121,000円
森 林 → 260,000円
その他 → 一律200,000円
宅地の場合、かなり高いですね。
相続をして土地を持つということは
固定資産税を支払い、また土地の管理が必要になります。
(木の伐採や除草など)
国へ返すか相続するか、どちらがより良いか一度考えてみる必要がありますね。
私の母も、相続でこの問題に直面してます。
誰も住んでない田舎の土地、持ち続けても管理が大変…。
20万円で国が管理してくれるならありがたいですが、
200万となるとちょっと躊躇してしまいますね(^_^;)
また条件もかなり厳しそうで
建物解体を考えると、300万~400万はかかりそうです。
相続は本当に大変ですね